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あなたが「声」を出すとき、体では何が起こっているのでしょう?
“歌うこと” や “話すこと” は学んでも、私たちが「声」そのものを学べる場所は実はあまり多くないのかもしれません。音大や劇団や、声を操る職にあってさえ。

歌い喋るうちにある人は自然と身につけ、ある人はあがいてもなかなか見つけられないもの。その差は一体どこにあるのでしょうか。
稀代の名プレーヤーも私たちも同じ肉体を持っています。
声を操るに必要なものは、もう既にここに、備わっています。
あとはそれをどこまで目覚めさせることができるか。

身体の「声出すシステム」を呼び起こしたい。

 

過去の偉大なトレーナーが残した言葉に、こんな言葉があります。

“技巧的練達度が高いか低いかということよりも、発声器官の健康状態がよいか悪いかということのほうが、はるかに肝要なことである”

健康で解放された声システムを備えることは、教えをふさわしく受け取り、いつも新たな表現に飛び込んでいける状態であること意味するからです。
私たちは声のことを忘れるために声に取り組んでいるとさえ言えるかもしれません。

Meet the Voice は特定のジャンルの歌い方や声を追いません。
それは素晴らしい、歌の先生方の仕事。
ダンサーにとって振付師とコーチと肉体トレーナーが別なのと同じように。
声のことは声屋に。

 「自分の出した声に合否をつけてしまう」
 「違うということは分かっても、何が違うのかが分からない」
 「ディレクションにうまく対応できない」
 「自分を高く売れない」

そんな思いがあるのなら、もしかしたら今必要なのはプレイの仕方ではなく「声」そのものを見つめることかもしれません。

この場所で、あなたの体はきっと出したことのない音を出すでしょう。もしかしたら誰かに禁じられていた声も。
訝しみ、疑い、それでも好奇心をもって様々なドアを叩いてください。

声は可能性の塊だから。

それはひとつ所でなくてもいいと思う。
何度でも去り、そして何度でも発見を持って帰ってきてほしい。
Meet the Voice – 何度でも、声に会う。
プレーヤーが冒険してはピットインできる、そんなオープンな場所になれることを願っています。

自由になった声で、さてあなたは何をされるのでしょうか?